こんにちは、ペディアです。
5段坂がやっとプラスに傾き出し6段が遠くに見えてきた今日この頃です。
今日の題材は特東段位戦からです。
いきなり上家のリーチからです。
自分の手はドラ1赤1の愚形、愚形で赤ドラが出ていく可能性もあるイーシャンテンです。
赤を使い切れれば鳴いても3900あるので少しは押した方が有利なように感じました。(現物も1Mのみで他に明確なアンパイはなし)
その状況でこの6Mをチーするのですが、普通は456で鳴くのが手広いと思いますが・・・
これを567でチーとし、打1Mとしました。
456でチーの場合:三四七七七②④678
567でチーの場合:三四四七七②④678
前者の選択では
- 受け入れ枚数最大(7種20枚)
- マンズが埋まった時にピンズの単騎を選択可能
- 3Pが埋まった場合両面を選択すると出ていくのは7M
後者の選択では
- 受け入れ枚数が減るが(5種11枚)ポンテンが効く
- 3Pが埋まった時に3M4Mのシャボが選択可能
- 3Pが埋まった時に両面を選択すると出ていくのが4M
という違いが生まれます。
両者とも1番と2番の違いはわかりやすいですね。
3番についてはどうでしょうか?
手元のみーにん氏著の「統計学」のマージャン戦術の140頁に各数牌の放銃率がまとめられていまが、これを見ると危険度は
無筋7>1現物の4>筋3となっており危険度の差は例えば15巡目だとそれぞれ2.5%、4.8%となっています。
早々に3Pが埋まって聴牌に取れたらできればリャンメンに取りたいので、その際の危険度を考えると4M切りの方が2%以上安全です。
またより遅い巡目に3Pが埋まり、和了は見込みにくくなったものの聴牌は取りたいという時に打3Mとした時の待ちが4M単騎か4M7Mのシャボかで微差があります。
もちろん3900を目指した仕掛けなのでパンパンに受けるのも一つの正解だと思いますが、こういう引き出しがあるとないとでは押し引きの幅は大きく変わります。
次巡で5Mをツモり打4Mでリーチ者の現物の3P待ちにしました。
456でチーした時より2%ほど安全に聴牌が取れたと言えます。
結果は流局となりましたが繊細に打ち回せて手応えのある1局でした(うまぶりかもしれませんが・・・)。
しかし振り込みに回りたくないときこのようなちょっとした工夫をするのもありですね。
ぜひ皆様のご意見いただければ幸いです。
それでは!!
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